ギター左手薬指の治療記録1 ~ 腱鞘炎?バネ指?ジストニア?

2010年頃、それまでの不摂生や40代になっての体の変化からか、体の色々なところに支障が出たのですが、その一つが左手薬指の不調です。

最初はギターの速弾き練習のしすぎと思っていたのですが、時間がたっても治らずあれから6年ほど経ちますが、なかなか元通りにはなりません。ただ最近は少しずつ改善してきました。

こういうのは症状も原因も人それぞれで、参考になるかわかりませんが、ここ数年で色々と取り組んでみたことを書いてみます。

治療記録: ギター 左手薬指の不調 ~ バネ指?巻指?ジストニア?

スポンサーリンク
レクタングル大 広告

症状の説明:左手の薬指がうまく動かない(泣)

症状は左手の薬指のみが他の指と比べて力が弱くなっており、自分の意志どおりに動きません。

初期のころにどのような症状があわられたか、纏めてみました:

  • ある日突然に左腕が挙がらなくなったのが最初です。「やや40肩か!?」と思いましたが、これは無理やり腕を回したりストレッチや運動を開始したことで自然に解消しました。しかしその後は首筋や肩・肩甲骨周辺のひどいコリに悩まされることになります。左のみです。コレ以前は全く肩こりには無縁の人だったのです
  • 指に力を入れる動作、例えばキーボードを打つときには薬指のみ丸まってしまい、うまく打てません。ギターのネックを握っても同様にうまく力のコントロールが出来ないために薬指を伸ばせない、もしくは伸びっぱなしになってしまう
  • 頭を掻く動作ではグーパーするように指をまるめたり伸ばしたりしますが、薬指のみが一度まるまると今度は伸びないため、うまく掻けない、ぎこちない感じ。またドアノブを握って回すような動作でも薬指のみ他の指の動きについてこれない
  • 意識しだすと余計に薬指がこわばってしまう

私の場合、不摂生により体調が悪化(特に左半身の不調)してきたときに、この症状が出始め(最初は症状が軽く気付かなかったが)、最後はギターが思い通りに弾けなくなってしまいました。

ギターを弾くのを止めて生活習慣の改善に取り組む

そこで2010年から2015年ぐらいまで、ギターを弾くのをやめて休みました。この間は他の記事に書いていますが、自分の生活習慣改善に取り組みました。禁煙や運動をはじめること、生活のリズムを整えることです。

それでも左手薬指の違和感やPCのキーボードを打つときに薬指のみ丸まってしまう症状はすぐには改善しませんでした。そこで鍼灸院やマッサージにも数軒通ってみましたが、どこも対症療法的で、施術してもらった直後は多少調子が良くなるぐらいで劇的な改善には繋がりませんでした。

それでも2015年ごろに、やっとキーボードを打つ時の左手薬指の巻き込みは改善されてきて、だんだんに良くなってきた感じです。やはり相当に時間をかけてちょっとずつ良くなってくるんでしょうか。

薬指は心臓に直結?、肩こりはこれが原因か?

薬指は心臓に直結している指、と言いますが、初期のころは不整脈や動悸もありましたので、ひょっとしたらこの症状の原因になっていたのかもしれません。また腕が肩から上に挙がらなくなったのと、左の頭から肩・肩甲骨にかけての痛み・コリが出始めたのも同時でしたのでやはり何かしら関連しているものと思われます。

つまり、左のコリが原因で薬指が不調になっているのか、薬指が不調だから肩がこるのかわかりませんが、関連があるんじゃないかということです。

いずれの症状もその後の節制と改善活動で、初期のころよりだいぶ良くなりましたが、まだ肩こりやこの薬指の不随意は完全に解消は出来ていません。

整体院で姿勢の矯正についてアドバイスをもらう

そこで今年2016年にはいってダメ元で、近くの整体院に行ってみました。ここは対症療法のマッサージだけではなくて、普段の姿勢を矯正するようなアドバイスをいただけるとのことです。
まず座った姿勢を写真に取って、今どのような状態か説明してもらいます。私の姿勢は、左肩が少し下がっていて左肩が前に出てしまっている状態 ~これってギター弾く時の悪い姿勢ですよねwww~ で、肩甲骨が前に引っ張られているので、これが左肩こりのひとつの原因のようです。また普段は一日中PCで仕事をしているので、腰が丸まっているのも胸を張った良い姿勢を状態を保てない原因になっているとのこと。

整体院で受けたアドバイス:

  • 常日頃姿勢を意識する。耳・肩・腰が一直線になるように。腰は思い切り逸らした位置と引っ込めた位置の中間
  • 腰の反りを付けるマッケンジー体操 3分x2回 これはいわゆるプランクですね
  • 大胸筋ストレッチ・・・ここが縮むと背中が引っ張られる
  • サイドブリッジ・・・良い姿勢の維持のためのインナーマッスル強化する
  • 姿勢は腰を反らして、お腹を引く
  • ノートパソコンでの仕事が多い。椅子の高さを調節して、画面と目を出来るだけ水平に近づける。ストレートネックの防止

普段から姿勢を意識するようになって、肩こりのほうはだいぶ改善できました。これを実践すればだいぶ変わってくるんではないかなと思います。

「手の外科」を受診する

姿勢の矯正でかなり調子は上がってきましたが、どうしても左手薬指の器用さ~こういうのを「巧緻性」と呼ぶそうです~が取り戻せません。特にギターを弾くときに気になるのが、他の指の動きに薬指がつられて動いてしまうことです。指の巻き込みの一種でバネ指が中途半端に治っているような状態です。これだと薬指が弦に触れてしまいノイズになりやすいことと、他の指の邪魔になってしまいます。特に力の強い中指との連動がひどいです。もちろん今はドアノブを回すとかキーボード打つぐらいの比較的大雑把な作業だとほぼ気になりません。

どういうことかというと、手を机に置いて、中指だけ机を押すように力を入れます。そうすると無意識に薬指が丸まってしまうんですね。下の左手・右手の比較写真のとおりです。

治療記録: ギター 左手薬指の不調 ~ バネ指?巻指?ジストニア?

正常な右手の状態。薬指は伸びています。

治療記録: ギター 左手薬指の不調 ~ バネ指?巻指?ジストニア?

左手の状態。力を入れた中指につられて薬指が丸まってしまう

まず出来ることは何でもやってみようと考えていましたので、Webで調べたら「手の外科」、すなわち手専門の外科医がいることを発見しました。また音楽家専門の整形外科医もいるようです。東京ですと主だったところはこんなところですね。1も評判が良さそうですし2と3はプロのミュージシャンも通うようなところだそうです。

  1. 四ツ谷メディカルキューブ 手の外科
  2. 元赤坂診療所
  3. 東京女子医科大学付属成人医学センター 音楽家専門外来

全国の「手の外科」リスト

手の外科でバネ指治療を開始

症状からするとバネ指や腱鞘炎などの手指の故障も考えられますし、ジストニアという神経系の難病の可能性もあります。そこでまずは四ツ谷メディアキューブにある「手の外科」を受診することにしました。

最初に自分の症状を説明した後、手の関節や骨に異常が無いか、レントゲン写真で確認してもらいます。どうやら私の場合は手の骨に変形などの異常は見つかりませんでした。

先生曰く、ジストニアなどの神経系の可能性は無くはないが、バネ指の一種だろうということでまずはバネ指治療を行うことになり、今回はバネ指に効くステロイド注射を打ってもらうことになりました。

これは懸濁性の「ケコナルト」というステロイド薬を指の腱鞘内に直接注射します。懸濁性ということは薬を結晶状態で打ち込みますので、長く患部に留まってその炎症効果を発揮するそうです。一回の注射で2~3週間効き目があるとのこと。

薬指だけではなく、中指・小指も結構酷使しましたと話したら、まとめて3本打つことになりました(笑

治療記録: ギター 左手薬指の不調 ~ バネ指?巻指?ジストニア?

これで6週間様子を見て、再受診することになります。今この記事を書いている時点で注射を打ってから4週間ほど経っていますが、少し良くなっている気がします。完全ではありませんが、薬指が中指につられる動きは少し改善しています。

ギターの練習を再開、併せて左手フォームの改善に取り組む

多少なりとも良くなってきた今年に入って少しずつですがギターの練習を再開しました。といっても指のリハビリに近いごく簡単な基礎練習が主です。普通の人であれば中指と薬指の分離にはそれほど苦労しなくて、薬指と小指の分離に苦労するはずです。ところが私の場合は中指と薬指の分離に苦労しています。中指に力を入れると薬指がつられるので。また元々弱い薬指の力がさらに弱くなっていることもあり、薬指の代わりに小指使うほうがよっぽど上手に弾ける状態になりますww。

速弾きの練習過多で指の力のバランスが崩れてる?

しかしまぁ、なんでこうなったのか自分のギター練習を振り返ってみると、当時はメカニカルなフルピッキングでの速弾きやスウィープピッキングなんかをたくさん練習してました。

手が小さいほうなので外人がやるような速弾きやろうとうすると、だいたい使う指は人・中・子になりますね。またイングウェイの3本スイープなんかは小指のプリングが必ず入りますし、普通の速弾きでも弦移動の直前には中指でプリング入れてピッキングのアップ・ダウンを調整することが多いです。

何が言いたいかといいますと、薬指があまり使われないために、中指や小指ばかりが強化されてしまい指の間の力のバランスが崩れてしまったのではないかということです。

ストレッチで指を「横」方向に開いていたことも手の負担に、手指の柔軟性も問題

それでこんな手ですから、6弦から1弦までダーッとスケールを上がっていくようなフルピッキングフレーズですと、もうクラッシクフォームでワイドストレッチになるんですが、この状態で何時間もギター練習してたわけですから、手には相当負担になってたと思います。

やるとわかりますが、指を横に開くと指の独立性は上がるので一時的に弾きやすくはなるのですが、どうしても手の甲が張って緊張して疲れやすいです。手や指が柔らかい柔軟な人はクラッシックフォームだろうがロックフォームだろうが大丈夫でしょうが、私は手が小さいに加えて固いので余計に開くのに力が必要になるわけです。

あと私はこのフォームだと肘のあたりが痛くなることが多いです。

握りこむロックフォームに変更し指を「縦」に開く、柔軟性を養う

ということで出来るだけ自然に力を入れずに握るロックフォームに左手フォームを改善するように取り組んでいます。どうしてもクラッシックフォームにならざるをえないフレーズはありますが、基本ロックフォームでリラックスして弾けるように練習しています。

やはりキーは脱力と柔軟性にありますね。右手は昔、相当脱力を意識して練習したので余計な力が入ることは無いのですが、左手はそもそも手が小さく固いというハンデがあるため、どうしても無理なフォームになりやすくガッと横に開いて力で乗り切ってしまいがちですから。そうではなく出来るだけ指を「縦」に開いて、力が入らないように練習しています。これは逆に力が入りづらいのでコントロールが難しいですが、しばらくこれでやってみます。

また体全体と手や指のストレッチも寝る前やギター弾く前に、やるようになりました。これはすぐには効果は出ないと思いますが、地道に長く続けます。

指の治療はまだまだ続く、諦めずに頑張ります

ここまで長くなりましたが、今までの指の不調の経緯などを書いてみました。

同様な経験をされた方、「こうしたら治ったよ」みたいな情報お持ちの方はコメントに残していただけると幸いですv

まだまだ完治には程遠いですが、また進捗があったら更新、記事にしたいと思います。

スポンサーリンク
レクタングル大 広告
レクタングル大 広告

この記事をシェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

kurisan1970をフォローする